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【介護福祉学科・総合福祉学科】うめさんの日記に学ぶ

介護福祉学科・総合福祉学科1年生の授業「認知症の理解」で、総合福祉学科の先生が、自身の祖母「うめさん」が書いた日記をもとに特別講座を行いました。

うめさんが日記をつけ始めたのは平成7年、認知症発症10年前のことです。認知症予防の意味も兼ねて、1日の出来事や料理のレシピなどを日記としてつけていました。

うめさんはもともとすごくしっかりした人だったのですが、日記をつけている10年のうちに、少しずつ認知症の症状が出始めます。この日記を読むと、その進行具合を辿っていくことができます。

自分でも、忘れっぽくなった、物忘れがひどくて困る…と自覚し、日記に書いていたうめさん。症状が進むにつれ、日付を間違えたり同じ内容を繰り返し書いたりすることが増えていきます。

 

日記を読み終え、みんなで考えてみました。

うめさんの日記からどのようなことが読み取れるだろう。認知症が進行している時のうめさんの頭の中、心の中はどのようなものだったのだろう。

正解は先生にも誰にもわかりません。でもこの日記には、みんながこれから介護福祉士や社会福祉士として働いていく上でのヒントが必ずあるはずです。

認知症の家族がいて、その家族の行動や考えが理解できず大変な思いをしている方が世の中にたくさんいます。そんな方たちにもぜひ聞いてほしいお話でした。

日々の授業で学んでいることをしっかり吸収して、いずれみんなが福祉の現場で働くようになったら、それを基にそういった様々な問題を抱える人たちの助けになってあげてほしいです。

がんばろう!!