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【介護福祉学科・総合福祉学科】1年生と3年生が合同授業を行いました

介護福祉学科・総合福祉学科の1年生と総合福祉学科の3年生が、今年度初めての合同授業を行いました。まずはお互いの自己紹介から。1年生はちょっぴり緊張している様子です。

今回の授業は、1年生が「介護施設の職員」、3年生が「介護施設に入居している認知症の利用者様」という設定で行います。食事の時間なので、1年生(介護施設の職員)は3年生(利用者様)を食堂(教室の隣にある学生ホール)に誘導しなければなりません。制限時間は10分です。

1年生は利用者様の居室(教室)へ迎えに行き、なんとか食堂(学生ホール)まで移動してもらおうとするのですが、利用者様になりきっている3年生はなかなか思うように動いてくれません。「いらない」というようなことを言って立ち上がってくれなかったり、立ち上がったとしても連れていきたい方向と全く違う方向に歩いて行ってしまったり。最初は3年生のあとをついていくことしかできなかった1年生。



人の持ち物を持っていってしまう人や、昔のことをずっと繰り返し話している人など、3年生の演じる利用者様はとてもリアルです。3年生は施設実習時、実際にこのような利用者様と接し、どう対応したらよいかわからない、という状況を経験してきています。この日は自身が対応に困った利用者様を演じ、1年生に体験してもらっていたのだそうです。

 1組終わるごとにグループ全員で振り返りを行います。「こうしたらいいよ」と3年生がやさしくアドバイスしてくれます。

1年生は事前に座学で認知症の方への対応について勉強してきているのですが、実際にやってみると考えていたようにうまくはいかず苦労していました。10分間で学生ホールへ連れて行けた人も行けなかった人も、利用者様に「寄り添う」とはどういうことなのか、3年生と一緒に学ぶことができました。

1年生ももうすぐ施設実習に出掛けていきます。実習先で困らないよう、授業ではこういった実践的な学びを多く取り入れています。

本学YouTubeではこの授業の様子を動画で紹介しています。ぜひご覧ください。